ジャカルタ・アジア大会の競泳女子100メートルバタフライで金メダルを獲得し、笑顔の池江璃花子=2018年8月21日【時事通信社】 前日までの勢いそのままに、池江が今大会4個目の金メダルを鮮やかにつかんだ。 最も得意とする女子100メートルバタフライできっちりと優勝し、「疲れがたまっていたけど、しっかり体も動いていたし、気持ちも上がっていた。自分のレベルが上がっているなと感じた」。弾む声に連戦を物ともしない自信があふれた。 50メートルをほぼ並んで折り返すと、伸びやかなストロークで他の選手を一気に突き放した。終わってみれば、2位に1秒以上の差をつける圧勝。「焦ることなく後半から上げていけた。すごく良いレースができたかな」。笑顔でうなずいた。 思い入れの強いこの種目では、直前のパンパシフィック選手権に続き、表彰台の真ん中に立った。「絶対に負けたくないし、勝ち癖をどんどんつけていけたらなと思う」。18歳はとどまるところを知らない進化を見せている。(時事)