世界選手権で日本勢初の総合優勝を果たし、表彰式で笑顔を見せる高木美帆(中央)=2018年3月10日【時事通信社】 スピードスケートの世界選手権第2日は10日、アムステルダムで男女各2種目が行われ、女子は平昌五輪で金、銀、銅メダルを獲得した高木美帆が4種目合計166.905点とし、男女を通じて日本勢で初めて総合優勝を果たした。 前半首位の高木美は1500メートルで1分58秒82をマークして1位。トップで迎えた最終種目の5000メートルは4位に踏みとどまって逃げ切った。過去6度優勝のイレイン・ブスト(オランダ)が総合2位。菊池彩花は総合7位だった。 この大会で日本勢は過去、1990年に女子の橋本聖子、95年と97年に男子の白幡圭史がいずれも2位に入ったのが最高だった。 ◇高木 美帆(たかぎ・みほ) 日体大助手。日体大出。10年バンクーバー五輪にスピードスケートの日本勢で史上最年少の15歳で出場。17年世界距離別選手権女子1500メートル3位、同年世界選手権総合3位。平昌五輪は団体追い抜きで金、1500メートルで銀、1000メートルで銅のメダル3個を獲得。164センチ、58キロ。23歳。北海道出身。