予算成立の遅れ、限定的か=高額療養費で再修正

石破茂首相が7日、「高額療養費制度」の患者負担上限額の引き上げを見送る意向を表明したことで、与党は2025年度予算案の再修正案を参院に提出する方針だ。再修正案は参院予算委員会の審議を経て本会議で可決後、衆院へ回付される見込み。衆院予算委を経ずに本会議で採決されるため、成立の遅れは限定的とみられる。
憲法は、予算案について「先に衆院に提出しなければならない」と定めるが、修正案は参院にも提出できる。直近では、09年に麻生内閣が提出した08年度第2次補正予算案に対し、旧民主党などが修正案を提出し、参院で可決、衆院に回付した例がある。
このときは衆院が同意せず、両院協議会での調整も不調に終わった。憲法の規定に基づき衆院の議決が国会の議決となり、政府案が成立している。
再修正により、予算案の成立時期はずれ込む可能性がある。ただ、上限引き上げの見送りを主張してきた立憲民主党の参院幹部は、影響について「せいぜい1日程度だろう」と想定。政府・与党は引き続き年度内成立を目指す考えだ。
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