2020.01.06 その他

香港抗議デモ (90/93)

「逃亡犯条例」改正案をめぐり警察に抗議して警察本部庁舎を包囲する市民=2019年6月21日【時事通信社】 香港で身柄を拘束した容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案をめぐり、反対派数千人が21日、香港島中心部の立法会(議会)や警察本部庁舎を包囲した。改正案の「完全撤回」とともに、警察側が12日の大規模な抗議行動を「暴動」と表現したことの取り消しや、催涙弾などで実力行使したことの責任追及を訴えた。 21日午前、立法会周辺に集まったのはほとんどが若者で、周囲の幹線道路を占拠した後、昼ごろには警察本部前へ移動し、建物を取り囲んだ。「われわれは暴徒ではない」などと叫び、逮捕者を罪に問わないことや、警察トップとの直接対話を要求している。2014年の大規模デモ「雨傘運動」の元学生団体指導者で、法廷侮辱罪で実刑判決を受け、17日に出所したばかりの黄之鋒氏(22)も加わり、包囲を先導した。