2020.01.06 その他

香港抗議デモ (36/93)

デモ隊が投げた火炎瓶=2019年11月9日、香港の新界地区・将軍澳【AFP時事】 香港各地で8日夜〜9日未明、警官隊とデモ隊の衝突現場付近で男子大学生が死亡した事件を受け、抗議活動が相次いだ。学生が死に至った真相究明を求め、ベッドタウンの新界地区などで市民が声を上げた。一部は火炎瓶を投げ、警官隊が催涙弾を使って強制排除した。 香港は9日、逃亡犯条例改正案をきっかけとした「100万人」デモから5カ月を迎えた。「初の死者」発生で、政府や警察に対する市民の怒りは強まっており、混乱収束はこれまで以上に見通せない。 大学生は4日未明、新界地区の立体駐車場で倒れているところを発見されたが、意識不明の重体のまま8日朝死亡した。駐車場の3階から2階に落下し、頭を強く打っていた。駐車場の外では当時、警官隊がデモ隊を強制排除しており、大学生はこれに関連して死亡した可能性がある。