中国、米への報復拡大=「54%」に衝撃―トランプ関税
【北京時事】トランプ米政権による相互関税の導入方針発表を受け、中国政府は3日、「断固として対抗措置を講じる」(商務省報道官)と激しく反発した。中国向けの相互関税率は34%で、これまでの追加分を含めると国・地域別で最高の54%となっており、中国も報復措置のさらなる拡大で応じる構えだ。
「貿易戦争に勝者はいない」「関税の引き上げは米自身に損害を与えるだけだ」。中国商務省は3日の報道官談話でこう訴えた。事前にはここまでの引き上げにならないとの見方もあっただけに、中国政府内に衝撃が走っている。
トランプ政権は1月の発足以来、中国に対する関税を既に2度にわたり計20%引き上げた。中国はそのたびに米国からの一部輸入品への関税を10~15%引き上げるなど対抗措置を発動。ただ、今回は米側の税率の引き上げ幅が格段に大きくなっているため、中国は「より強い反応を取る」(オランダ金融大手ING)といった見方が有力だ。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
中国、ボーイング機受け取り停止=トランプ関税に報復か―報道
-
補正予算、今国会見送り=石破首相、米関税の影響見極め
-
NY株、小動き
-
プロ野球・ひとこと
-
才木、報われた快投=六回2死までは無安打―プロ野球・阪神
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎