警官自殺、県に賠償命令=注意義務違反認定―熊本地裁
熊本県警玉名署の巡査だった渡辺崇寿さん=当時(24)=が2017年に自殺したのは長時間労働が原因として、遺族が県に損害賠償を求めた訴訟の判決が4日、熊本地裁であった。品川英基裁判長は、過重な業務と自殺との因果関係を認めた上で、県に注意義務違反があったとし、計約6200万円の支払いを命じた。
品川裁判長は、渡辺さんが同署刑事課に異動後、当直勤務を含む時間外労働時間は月143~185時間に上り、「精神的・肉体的な負荷は強度だった」と指摘。過重な業務で精神障害を発症し、自殺に至ったと認定した。上司は残業時間を削減するなどの措置を講じず、注意義務に違反したとした。
[時事通信社]
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