USスチール買収に理解を=日鉄副会長「真の価値議論できる」
日本製鉄の森高弘副会長は4日までにインタビューに応じ、米鉄鋼大手USスチール買収について理解を求めた。米大統領選を経て、「政治性を排除し、ディール(取引)の本当の価値を正しく議論できる状況」になったと指摘、年内に買収を完了する考えを改めて示した。
インタビューは11月29日に行った。トランプ次期米大統領は今月2日、「(買収に)完全に反対する」とSNSに投稿。これに対し日鉄は、「USスチールを成長させるとともに、米国の国家安全保障を強化するもの」と、引き続き買収の意義を強調したが、不透明感が高まっている。
[時事通信社]
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