長野県諏訪地方の「御柱(おんばしら)祭」で、最大の見せ場となる「木落し」が4月3日から始まった。山から切り出され、人力で運ばれてきた長さ約17メートル、重さ約10トンの巨木は、鈴なりの氏子を乗せ急坂を壮麗に下った。 「山の神様、お願いだ」という「木やり歌」に続き、氏子に引かれた巨木が坂の上に姿を現した。「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声が響く中、振り落とされないよう氏子がしがみ付いた巨木が、土埃を上げながら斜度約27度の坂を滑り落ちると、観客からは歓声が上がった。 3、4日に木落しが行われる計8本の巨木は5月、諏訪大社の上社(同県諏訪市、茅野市)にある二つの社殿の四隅に立てられる。8〜10日には下社(同県下諏訪町)に立てる別の8本の木落しが行われる(2016年04月03日) 【時事通信社】
2023.01.17
自然・ユニーク
にっぽんの風景〜春夏秋冬〜 (82/219)
長野県諏訪地方の「御柱(おんばしら)祭」で、最大の見せ場となる「木落し」が4月3日から始まった。山から切り出され、人力で運ばれてきた長さ約17メートル、重さ約10トンの巨木は、鈴なりの氏子を乗せ急坂を壮麗に下った。 「山の神様、お願いだ」という「木やり歌」に続き、氏子に引かれた巨木が坂の上に姿を現した。「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声が響く中、振り落とされないよう氏子がしがみ付いた巨木が、土埃を上げながら斜度約27度の坂を滑り落ちると、観客からは歓声が上がった。 3、4日に木落しが行われる計8本の巨木は5月、諏訪大社の上社(同県諏訪市、茅野市)にある二つの社殿の四隅に立てられる。8〜10日には下社(同県下諏訪町)に立てる別の8本の木落しが行われる(2016年04月03日) 【時事通信社】