ミャンマーで発見された約1億年前の琥珀(こはく)に入ったクモに似た節足動物。クモより原始的で尾があり、新種に分類された[中国・南京地質古生物研究所提供]【時事通信社】 ミャンマーで発見された約1億年前(白亜紀半ば)の琥珀(こはく)の中に、クモに似ているが尾がある小さな節足動物が入っており、新属新種に分類された。中国・南京地質古生物研究所や米カンザス大などの国際チームが6日、英科学誌ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション電子版に発表した。 尾はごく細く、昆虫の触角のような機能があったとみられる。クモより原始的で、新種の属名はギリシャ神話の怪物にちなみ「キメララクネ」と名付けられた。成体の雄で、体長は約2.5ミリ、尾の長さが約3ミリ。琥珀は樹脂の化石のため、熱帯雨林の樹木の根元に生えたコケの中や樹皮の下にいて、樹脂に漬かった可能性が考えられる。(2018年02月06日)
2019.11.18
自然・ユニーク
新種だよ 珍種も集合 (8/66)
ミャンマーで発見された約1億年前の琥珀(こはく)に入ったクモに似た節足動物。クモより原始的で尾があり、新種に分類された[中国・南京地質古生物研究所提供]【時事通信社】 ミャンマーで発見された約1億年前(白亜紀半ば)の琥珀(こはく)の中に、クモに似ているが尾がある小さな節足動物が入っており、新属新種に分類された。中国・南京地質古生物研究所や米カンザス大などの国際チームが6日、英科学誌ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション電子版に発表した。 尾はごく細く、昆虫の触角のような機能があったとみられる。クモより原始的で、新種の属名はギリシャ神話の怪物にちなみ「キメララクネ」と名付けられた。成体の雄で、体長は約2.5ミリ、尾の長さが約3ミリ。琥珀は樹脂の化石のため、熱帯雨林の樹木の根元に生えたコケの中や樹皮の下にいて、樹脂に漬かった可能性が考えられる。(2018年02月06日)