新種だよ 珍種も集合 (7/66)

国内4種目の新種と認められた「タニガワナマズ」(滋賀県立琵琶湖博物館提供)【時事通信社】 滋賀県立琵琶湖博物館の田畑諒一学芸技師と北九州市立自然史・歴史博物館の日比野友亮学芸員の研究グループは17日、新種のナマズ「タニガワナマズ」を発見したと発表した。国内では57年ぶりの新種発見で、国内4種目、世界で17種目になるという。16日付の国際学術誌「ズータクサ」に掲載された。 研究グループによると、タニガワナマズの体長は最大50〜60センチ。三重、愛知、岐阜、長野各県の主に河川の上流域に生息しているという。従来の3種の生息地域は河川の下流域や湖沼だった。 研究グループは2010年に三重県で採集したナマズのDNA型を解析した結果、国内で確認されている3種とは異なる種と判明。「河川の上流域に住むナマズは珍しく、保護を進めていきたい」(田畑学芸技師)と話している。(2018年08月17日)