日本中央競馬会(JRA)で16年ぶり7人目の女性騎手となった藤田菜七子(18)=美浦・根本康広厩舎(きゅうしゃ)=が24日、地方競馬の浦和競馬場(さいたま市)でプロ初勝利を挙げた。同日は計7レースに騎乗して2勝目も飾った。 藤田は第3レースで単勝2番人気のアスキーコードに騎乗して2馬身差で逃げ切った。第6レースでは単勝4番人気のウインアンビションに乗って、最後の直線で差し切った。藤田は3日に地方の川崎競馬場でプロデビュー。5日には中山競馬場で中央のレースに初騎乗し、地方の高知競馬場にも参戦。初勝利直前の浦和第2レースまでの35レース(中央22、地方13)では2着が最高だった。全レース終了後に記者会見した藤田は「ゴールするまで勝ったという実感はなかった。一生の思い出。死ぬまで忘れない一日になった」と率直な気持ちを語った。ファンに対しては、「たくさんの歓声を聞き、うるっときた。とても励みになる」と笑顔を見せた。 浦和競馬場によると、24日の入場者数は、2016年度の1日平均入場者数3715人を大幅に上回る約5000人。「普段は競馬場に来ないけど、(藤田騎手を)ひと目見ようとやってきた」と話す夫婦や家族連れが多く見られ、女性騎手の活躍への関心の高さをうかがわせた。 写真は、レース後の記者会見で笑顔を見せる藤田菜七子騎手(2016年03月24日) 【時事通信社】
2024.10.18
スポーツ
【競馬】女性騎手・藤田菜七子 (14/65)
日本中央競馬会(JRA)で16年ぶり7人目の女性騎手となった藤田菜七子(18)=美浦・根本康広厩舎(きゅうしゃ)=が24日、地方競馬の浦和競馬場(さいたま市)でプロ初勝利を挙げた。同日は計7レースに騎乗して2勝目も飾った。 藤田は第3レースで単勝2番人気のアスキーコードに騎乗して2馬身差で逃げ切った。第6レースでは単勝4番人気のウインアンビションに乗って、最後の直線で差し切った。藤田は3日に地方の川崎競馬場でプロデビュー。5日には中山競馬場で中央のレースに初騎乗し、地方の高知競馬場にも参戦。初勝利直前の浦和第2レースまでの35レース(中央22、地方13)では2着が最高だった。全レース終了後に記者会見した藤田は「ゴールするまで勝ったという実感はなかった。一生の思い出。死ぬまで忘れない一日になった」と率直な気持ちを語った。ファンに対しては、「たくさんの歓声を聞き、うるっときた。とても励みになる」と笑顔を見せた。 浦和競馬場によると、24日の入場者数は、2016年度の1日平均入場者数3715人を大幅に上回る約5000人。「普段は競馬場に来ないけど、(藤田騎手を)ひと目見ようとやってきた」と話す夫婦や家族連れが多く見られ、女性騎手の活躍への関心の高さをうかがわせた。 写真は、レース後の記者会見で笑顔を見せる藤田菜七子騎手(2016年03月24日) 【時事通信社】