2019.10.04 09:08World eye
「太平洋ごみベルト」からプラごみ初回収、オランダNGOの海洋清掃プロジェクト
【ロッテルダムAFP=時事】米サンフランシスコを先月出港した海洋清掃に特化した船が初めて、太平洋ごみベルトでプラスチックごみを回収した。同船を発明したオランダのNGO「オーシャン・クリーンアップ」が2日発表した。(写真は「オーシャン・クリーンアップ」創設者のボヤン・スラット氏)
プロジェクトの目標は、悪名高い太平洋ごみベルトの半分を5年以内に除去すること。海洋中のプラスチックを集めるため、オイルフェンスのような「ブーム」をえい航する補給船1隻が参加している。
オーシャン・クリーンアップの創設者で最高経営責任者(CEO)のボヤン・スラット氏(25)はオランダ・ロッテルダムで会見し、われわれの清掃システムが初めて、太平洋ごみベルトのプラスチックを集めたことをきょう発表する」と語った。
さらに「これほど巨大な漁網からマイクロプラスチックまで、太平洋ごみベルトのプラスチックを回収したのは誰であっても実質、これが初めてだ」「われわれは実際に海洋をきれいにできると考えている」と述べた。
スラット氏はまだ高校生だった7年前にこのアイデアを思い付き、紙ナプキンにメモしていた。地球の海を汚している瓶やプラスチック製の袋、ビーチサンダルなどのごみを集めるために、海流を利用しようとする構想だった。
清掃船マースク・ランチャー号は9月9日、太平洋ごみベルトの清掃実験のために米サンフランシスコを出港した。太平洋ごみベルトは米国のカリフォルニア州とハワイ州の間の海域にあり、フランスの面積の2倍に相当するごみが漂流している。
ランチャー号は、浮遊する海洋プラスチックを集めてリサイクルするために設計された長さ600メートルのブームをえい航。ブームには、海面直下に浮かぶプラスチックを回収できる長さ3メートルの先細の「すそ」も付いている。
スラット氏は今後、大きな枕形のゴム製ブイから成る、長さ100キロに及ぶ巨大なV字形バリアーをつくりたいという。
スラット氏は国連で最も権威ある環境賞「チャンピオン・オブ・ジ・アース」を最年少で受賞。このプロジェクトに専念するため、航空工学の学習を断念している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2019/10/04-09:08)
プロジェクトの目標は、悪名高い太平洋ごみベルトの半分を5年以内に除去すること。海洋中のプラスチックを集めるため、オイルフェンスのような「ブーム」をえい航する補給船1隻が参加している。
オーシャン・クリーンアップの創設者で最高経営責任者(CEO)のボヤン・スラット氏(25)はオランダ・ロッテルダムで会見し、われわれの清掃システムが初めて、太平洋ごみベルトのプラスチックを集めたことをきょう発表する」と語った。
さらに「これほど巨大な漁網からマイクロプラスチックまで、太平洋ごみベルトのプラスチックを回収したのは誰であっても実質、これが初めてだ」「われわれは実際に海洋をきれいにできると考えている」と述べた。
スラット氏はまだ高校生だった7年前にこのアイデアを思い付き、紙ナプキンにメモしていた。地球の海を汚している瓶やプラスチック製の袋、ビーチサンダルなどのごみを集めるために、海流を利用しようとする構想だった。
清掃船マースク・ランチャー号は9月9日、太平洋ごみベルトの清掃実験のために米サンフランシスコを出港した。太平洋ごみベルトは米国のカリフォルニア州とハワイ州の間の海域にあり、フランスの面積の2倍に相当するごみが漂流している。
ランチャー号は、浮遊する海洋プラスチックを集めてリサイクルするために設計された長さ600メートルのブームをえい航。ブームには、海面直下に浮かぶプラスチックを回収できる長さ3メートルの先細の「すそ」も付いている。
スラット氏は今後、大きな枕形のゴム製ブイから成る、長さ100キロに及ぶ巨大なV字形バリアーをつくりたいという。
スラット氏は国連で最も権威ある環境賞「チャンピオン・オブ・ジ・アース」を最年少で受賞。このプロジェクトに専念するため、航空工学の学習を断念している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2019/10/04-09:08)
2019.10.04 09:08World eye
'Ocean Cleanup' ship sweeps first Pacific plastic
A special ship designed to clean the oceans has harvested its first plastic from the Great Pacific Garbage Patch since setting sail from San Francisco last month, its Dutch inventor said Wednesday.
The project by The Ocean Cleanup, a Dutch non-profit group, involves a supply ship towing a floating boom that corrals marine plastic with the aim of cleaning half of the infamous patch within five years.
Today we announce that our cleaning system in the Great Pacific Garbage Patch has been catching plastic for the first time, Boyan Slat, the 25-year-old Dutch CEO and founder of The Ocean Cleanup, told a press conference in Rotterdam.
It's the first time actually anyone harvests plastic from the Great Pacific Garbage Patch. So we think that we can actually clean the oceans.
Slat came up with the idea seven years ago, and the system has been undergoing tests for the past year.
The Maersk Launcher ship finally sailed from San Francisco on September 9 for trials on cleaning the patch, a floating trash pile twice the size of France that swirls in the ocean halfway between California and Hawaii.
It was towing a 600 metre(2,000-foot)-long boom device designed by Slat dubbed System 001, aimed at containing floating ocean plastic so it can be scooped up and recycled.
The system includes a tapered three-metre skirt to catch plastic floating just below the surface.
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