中国拠点に特殊詐欺=容疑で日本人9人逮捕-警視庁
中国吉林省を拠点に日本で特殊詐欺をしていたとして、警視庁捜査2課は19日までに、詐欺などの疑いで住所職業不詳の西矢季広容疑者(44)ら日本人9人を逮捕した。西矢容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。同課によると、9人は中国人の男の指示で動いていたとみられ、全国で約1億8000万円の被害が確認されている。
他に逮捕されたのは、横浜市南区通町、無職佐藤正彰(53)、東京都中野区東中野、自営業曽山航(31)両被告ら8人で、詐欺罪などで既に起訴された。
逮捕容疑は昨年3月上旬、中国から名古屋市の70代女性に百貨店店員に成り済まして電話。「カードが不正に使われそうになっている」「防犯のため新口座を作るので暗証番号を教えて」などとうそを言って、キャッシュカード3枚を詐取した疑い。
同課は、西矢容疑者と佐藤被告は日本に電話をかける「かけ子」の上役で、曽山被告はだます相手のリストを売る「名簿屋」とみている。詐欺グループは吉林省延吉市内のマンション一室で、インターネット電話を利用していたという。
同課によると、グループは中国当局の一斉摘発を恐れて1カ所に全員が集まらず、1、2人ずつ複数の拠点に散らばって電話をしていたとみられる。(2019/09/19-11:48)
Tokyo Police Arrest 9 Japanese over Special Fraud from Abroad
Tokyo's Metropolitan Police Department has arrested nine Japanese nationals on suspicion of committing special fraud and other crimes in Japan using a base in Jilin Province, northeastern China.
According to police sources, the nine are believed to have worked under the instruction of a Chinese man. The group swindled a total of 180 million yen out of victims across Japan.
Among the nine are Toshihiro Nishiya, 44, whose address and profession were unknown, Masaaki Sato, 53, an unemployed resident of Yokohama, Kanagawa Prefecture, and Wataru Soyama, 31, a self-employed worker of Tokyo.
Nishiya denies the allegations, while the other eight have already been indicted for fraud and other charges, according to the sources.
The group was allegedly involved in an incident in which a woman in her 70s in Nagoya, Aichi Prefecture, was swindled out of three bank cards in early March last year through telephone calls from China that pretended to be from a Japanese department store.
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