北朝鮮、弾道ミサイル発射 韓国新政権けん制の意図も
【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は4日、平壌の順安空港一帯から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。日本の鬼木誠防衛副大臣は最高高度約800キロ、距離約500キロを飛び、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定されると明らかにした。
韓国軍もほぼ同様の高度、飛距離と推定した。高角度のロフテッド軌道で発射されたもようだ。韓国国防相候補の李鐘燮氏は国会の人事聴聞会で「大陸間弾道ミサイル(ICBM)かもしれないが、それより射程が短いものかもしれない」と述べた。高度や飛距離は中距離ミサイル級だが、ICBMの飛距離を縮めて実験したという見方も出ている。
北朝鮮には、昨年1月の朝鮮労働党大会で定めた「国防科学発展・兵器システム開発5カ年計画」に沿って多様なミサイル開発を進めるとともに、今月10日に発足する韓国の尹錫悦新政権をけん制する意図もあるとみられる。21日に米韓首脳会談も控えており、李氏は北朝鮮がさらに緊張を高める可能性が「十分にある」と語った。(2022/05/04-16:47)
North Korea Fires Possible Ballistic Missile
North Korea fired a projectile toward the Sea of Japan on Wednesday, according to the South Korean Joint Chiefs of Staff.
While the U.S. and South Korean militaries are working to figure out what the projectile was and how long it flew, Japanese Defense Ministry officials said it may have been a ballistic missile.
The projectile has already fallen on the surface, Japan Coast Guard officials said.
Since the beginning of this year, North Korea has test-fired various missiles. It launched an intercontinental ballistic missile on March 24 and an apparent short-range ballistic missile on April 16.
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