2021.09.09 10:21World eye
バンコク最大のスラム、大規模コロナ検査実施
【バンコクAFP=時事】新型コロナウイルスの流行第3波と闘うタイで、首都バンコクにある最大のスラム、クロントイでの感染拡大が最大の懸念となっている。(写真はタイの首都バンコクのスラム、クロントイで、住民に新型コロナウイルス検査を実施するバンコク・コミュニティー・ヘルプ財団のボランティア)
クロントイには約10万人が過密状態で暮らしている。1か月当たり150ドル(約1万7000円)で生活する住民にとって新型コロナウイルスの検査は手が出ないぜいたく品だ。
この状況を受け、慈善団体「バンコク・コミュニティー・ヘルプ財団」は、クロントイがバンコクに流行を広める感染源となるのを防ぐため、大規模検査を開始した。
この検査で陽性が確認された場合、入院が確約される。先ごろの検査では約1000人のうち、50人近くが陽性だったという。
同財団の共同創設者、フリソ・ポルダーファールト氏は「非常に狭い空間に密集して大勢が暮らしている」と述べた。20平方メートルほどの家に10人が一緒に暮らしていることも多く、一人が新型コロナに感染していると、同居する全員に広がる可能性があるという。
「大抵の場合、(陽性が確認された人は)自宅隔離となり、自宅療養セットが渡される。問題は、ここでは家で一人になれないことだ」
同財団は、検査をためらう住民を後押しするため、検査した住民にはコメやマンゴスチンジュース、昼食などを無料で配布している。
タイは今年4月以降、深刻な流行に直面しており、累計感染者数は130万人以上、死者数は1万3000人に上る。
また、経済は1997年のアジア通貨危機以来の最低水準となっている。
ロックダウン(都市封鎖)は、すでに貧困状態にあるクロントイの多くの住民にとって、失業や収入が断たれることを意味する。
6日に検査を受けたプラオピライ・ジャルーンポンさん(23)は、スラム住民の多くは社会的なセーフティーネットがなく、無視されているように感じていると話した。
「状態は良くない。スラム住民には失業した人や食べ物をほとんど買えない人もいる」とプラオピライさんはAFPに述べた。
同財団は、検査の他、1日3000食を救援物資や医薬品と共に提供している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/09/09-10:21)
クロントイには約10万人が過密状態で暮らしている。1か月当たり150ドル(約1万7000円)で生活する住民にとって新型コロナウイルスの検査は手が出ないぜいたく品だ。
この状況を受け、慈善団体「バンコク・コミュニティー・ヘルプ財団」は、クロントイがバンコクに流行を広める感染源となるのを防ぐため、大規模検査を開始した。
この検査で陽性が確認された場合、入院が確約される。先ごろの検査では約1000人のうち、50人近くが陽性だったという。
同財団の共同創設者、フリソ・ポルダーファールト氏は「非常に狭い空間に密集して大勢が暮らしている」と述べた。20平方メートルほどの家に10人が一緒に暮らしていることも多く、一人が新型コロナに感染していると、同居する全員に広がる可能性があるという。
「大抵の場合、(陽性が確認された人は)自宅隔離となり、自宅療養セットが渡される。問題は、ここでは家で一人になれないことだ」
同財団は、検査をためらう住民を後押しするため、検査した住民にはコメやマンゴスチンジュース、昼食などを無料で配布している。
タイは今年4月以降、深刻な流行に直面しており、累計感染者数は130万人以上、死者数は1万3000人に上る。
また、経済は1997年のアジア通貨危機以来の最低水準となっている。
ロックダウン(都市封鎖)は、すでに貧困状態にあるクロントイの多くの住民にとって、失業や収入が断たれることを意味する。
6日に検査を受けたプラオピライ・ジャルーンポンさん(23)は、スラム住民の多くは社会的なセーフティーネットがなく、無視されているように感じていると話した。
「状態は良くない。スラム住民には失業した人や食べ物をほとんど買えない人もいる」とプラオピライさんはAFPに述べた。
同財団は、検査の他、1日3000食を救援物資や医薬品と共に提供している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/09/09-10:21)
2021.09.09 10:21World eye
Mass Covid testing launched in Bangkok's biggest slum
For families struggling to survive on $150 a month in Bangkok's biggest slum, coronavirus swab tests are a luxury that few can afford.
The Khlong Toei slum, where an estimated 100,000 people live packed into tiny, overcrowded dwellings, has been a major concern as Thailand battles its third wave of the pandemic.
Now the Bangkok Community Help Foundation, a charity, has launched a mass testing drive to try to identify cases and help stop Khlong Toei from becoming a reservoir that reinfects the whole city.
The foundation said the programme -- linked to guaranteed hospital beds for positive cases -- was long overdue.
Almost 1,000 people have been swabbed in recent days, it said, with close to 50 coming back positive.
There are many people living in very tight and confined spaces. In many cases people are living with 10 people in a house... of maybe 20 square metres, which means if one has Covid, the rest have it, foundation co-founder Friso Poldervaart told AFP.
It's usually the case that if people (test positive), they get given a home isolation kit. The issue is here that they cannot home isolate.
Rice donations, mangosteen juice and a free lunch were among incentives the charity used to encourage hesitant residents to undergo a swab test.
Since April, Thailand has been reeling from a deadly third wave of infections, with more than 1.3 million cases and 13,000 deaths.
The kingdom is also experiencing its worst economic performance since the 1997 Asian financial crisis.
Lockdown restrictions have meant many people already on the poverty line in Khlong Toei lost jobs or income.
Among those getting tested Monday was Praohpilai Jaroenpong, 23, who said many slum-dwellers have no welfare safety net and feel like they have fallen through the cracks.
It's bad. Some people in the community are out of jobs and they could hardly put food on their tables, she told AFP.
As well as testing, the foundation has been delivering 3,000 meals a day to the community along with care packages and medications.
Volunteer tester Ekkachai Moolla, an out-of-work flight attendant, said helping the foundation got him through difficult times and put his basic medical training to good use.
I can't wait for the time I can go back to work, but in the meantime, I just enjoy this -- coming to help, it's the best, he told AFP.
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