米国防長官、初訪日で試される手腕=チャット問題で辞任圧力

【ワシントン時事】ヘグセス米国防長官が就任後初めて訪日する。29日に太平洋戦争の激戦地だった硫黄島(東京都小笠原村)を訪れ、戦後80年の日米合同慰霊式に出席。30日には東京で中谷元防衛相と会談し、米軍と自衛隊の指揮統制連携強化について協議する予定で、長官としての手腕が試されることになる。
ヘグセス氏を巡っては、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する軍事作戦を手違いで米誌記者と「共有」した問題で、通信アプリのグループチャットに米軍の攻撃時間などを投稿していたことが発覚。機密情報のずさんな取り扱いが問題視され、野党民主党が辞任要求を強めている。
日本やフィリピンを訪れる今回の外遊で、ヘグセス氏はトランプ大統領が掲げる「力による平和」を踏まえ、インド太平洋地域の同盟国との連携強化を打ち出す予定だった。訪日に先立って訪れた米ハワイでは「われわれは今後も末永く同盟国・友好国であり続ける。米国と共にそれぞれの役割を果たしてほしい」と呼び掛け、中国の覇権主義的な動きを連携してけん制する構えを見せた。
しかし、チャット問題が尾を引く中、ヘグセス氏は行く先々で機密情報に関する説明を求められた。チャットで欧州の同盟国を「哀れだ」と侮辱したことも、世界中の同盟国の不興を買った。対日関係でも、トランプ政権が進める経費節減の一環で在日米軍強化計画の中止が取り沙汰されるなど、難問が山積している。
元テレビ司会者で政府・軍での要職経験が乏しいまま国防総省トップに就いたヘグセス氏にとって、チャット問題で経験不足が露呈したことは大きな痛手。政治専門紙ポリティコは「この一件が、インド太平洋歴訪を台無しにしてしまう恐れがある」と指摘している。
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