自分は神の子か、化け物か=「教祖が本当の父」に違和感―旧統一教会2世男性、悩み深く

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令を巡る動きを複雑な思いで見守る男性がいる。信者同士の間に生まれた2世で、教団内では「神の子」と扱われるが、「教えを否定したら自身が化け物めいてくる」と深い悩みを打ち明ける。
男性は東京都内に住む30代の野浪行彦さん(仮名)。両親は教団が開いた合同結婚式で結ばれた。教団のために朝から晩までただ働きをする母親と、自室に引きこもる父親。自宅はごみ屋敷状態で、「まったく親らしいことをしてもらわなかった」と振り返る。
自宅の祭壇の前で毎晩、教団への服従を誓わされた。「外の世界は堕落して汚れている」と教え込まれ、恋愛もテレビ視聴も禁止。疑問を感じ、小学生の頃から礼拝などを拒むようになった。
強く違和感を覚えたのは、教祖を「本当の父」としてあがめる教えだ。「教祖が本当の親ならば、生みの親は偽者なのか」。悩みを募らせたが周囲に相談できず、精神を病んだこともあった。
自らのアイデンティティーに関する苦悩は、高額献金などの問題に比べて被害を訴えにくいと感じている。「神の子の呪縛から逃れるには氏名を変えるしかない」と氏名変更を家裁に申し立てたが、退けられた。
「解散命令は終わりではない」と話す野浪さん。「精神的ケアをする専門家の養成が必要ではないか」と考え、2世の居場所づくりや専門家との連携を目指す支援組織をつくりたいと語った。
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