【バスケットボール】八村塁 (27/36)
NBAドラフト会議を翌日に控え、記者会見に臨んだゴンザガ大の八村塁=2019年6月19日、米ニューヨーク【時事通信社】 米プロバスケットボール協会(NBA)のドラフト会議を翌日に控えた19日、ゴンザガ大の八村塁(21)が、他の候補選手らとともにニューヨークのホテルで記者会見に臨み、「楽しんで、そういうモーメント(瞬間)をしっかり味わいたい」と心境を述べた。日本選手として初めて1巡目指名を受けることが有力となっている。 八村は、宮城・明成高から、ゴンザガ大に進学し、「NBAでプレーしたいという目標でずっとやってきた」。バスケットボールを始めたのは、中学入学後。当時、指導を受けたコーチに「おまえはNBAに行くんだ」と言われ、世界最高峰の舞台を意識してきたという。 「(中学のコーチが)何もできない、バスケをしたことがない子を見て、どうしてNBAに行くんだと言ったのかは分からないが、それを信じてやってきた」 1巡目候補として迎えるドラフトは目前。「こういう風に現実になろうとしているのは考えられない」。中学時代の恩師の言葉を振り返りながら、感慨深げに語った。