豪森林火災 (11/29)

オーストラリアのモリソン首相=2019年12月10日【EPA時事】 オーストラリアのモリソン首相は20日、家族と休暇を過ごしている米ハワイから、公邸のあるシドニーに戻ると表明した。未曽有の森林火災に見舞われる中、「首相が海外で休暇を過ごしている」と批判が高まっていた。 先月から続く大規模な森林火災は、今週からは熱波も加わり、住宅焼失などの被害がさらに広がった。一部州は19日に非常事態を宣言。深夜には緊急出動した消防車が横転し、消防士2人が死亡する事故も起きた。 首相は今週から行き先を公表せずに、休暇に入ったが、「海外で休暇を過ごしている」と、インターネットなどで批判が集中。これを受けて首相は20日、地元ラジオのインタビューで、ハワイに家族と滞在していると明らかにした。