豪森林火災 (10/29)
オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州で森林火災の消火作業に当たる消防当局者=2019年12月17日【EPA時事】 オーストラリア東部ニューサウスウェールズ(NSW)州は19日、熱波など「壊滅的な天候」が続き、森林火災が激しくなる恐れがあるとして「非常事態」を宣言した。期間は今後7日間で、火災に関する非常事態宣言は先月に続いて2度目。 NSW州では連日、100件前後の火災が発生。火種とならないよう、州全域で野外での火の使用を禁止している。ベレジクリアン州首相は「最大の懸念は、強烈な風や暑さによって何が起きるのか予想できないことだ」と強調した。 南半球の夏を迎えている豪州では今週から熱波に襲われ、17日の豪州平均の最高気温は40.9度と過去最高を記録した。NSW州消防当局は、高温や強風、乾燥によって火災のリスクが高いと判断。19日のシドニーなど3地域の火災危険度を、6段階で上から2番目の「極度」に設定した。