スターバックスにホットドリンクめぐる訴訟2件 75億円判決受け
【ロサンゼルスAFP=時事】数週間前にホットティーでやけどを負った男性に5000万ドル(約75億円)の支払いを命じられた米コーヒーチェーン大手スターバックスは2日までに、こぼれたホットドリンクをめぐる新たな2件の訴訟に直面した。≪写真は米ニューヨーク市のスターバックスの看板≫
いずれの訴訟もカリフォルニア州で提起されたもので、ドライブスルーで客にかかったホットドリンクが原因だと主張する問題に対する損害賠償を求めている。
1件目は先週、サブリナ・ミシェル・エルメスさんが先週提起したもので、2年前にロサンゼルス近郊のノーウォークにある店舗でホットドリンクが膝にこぼれ、重傷を負ったと主張している。
訴状によると、原告側は、注文したカップの一つが手渡すときに適切に固定されておらず、ドリンクがこぼれ、足、尻、膝、足に重傷を負ったと主張。
「ホットドリンクがこぼれて原告のように客にけがをさせることのないように、(スターバックス側には)ホットドリンクの準備、取り扱い、提供に関して相当な注意を払う義務があった」と続けている。
この訴訟では、過去および将来の医療費や逸失利益の補償を含む不特定の通常損害賠償および特別損害賠償を求めている。
スターバックスの広報担当者は2日、AFPに対し、争う意向を示した。
「当社はホットドリンクの取り扱いを含め、店舗で最高の安全基準を順守するよう常に努めている」「エルメス氏の訴えに根拠がないと確信している。法廷での弁論を楽しみにしている」と述べた。
近くのアルハンブラにある上級裁判所でも、アーネスト・ウラジーミル・サンチェス・アベンダノさんの弁護団がスターバックスの過失をめぐり不特定の損害賠償を求めている。
2日に提起されたこちらの訴訟では、アベンダノさんがノースハリウッドの店舗のドライブスルーで、ふたがきちんと閉まっていない飲み物を渡されたと主張している。
飲み物は膝にこぼれ、「性器と臀部(でんぶ)に重度のやけど、変形、衰弱性神経損傷を負った」としている。
スターバックスの広報担当者は、訴状をまだ受け取っていないが、「アベンダノ氏の主張を慎重に検討する」と述べた。
ロサンゼルスの陪審は先月、スターバックスに対し、ドライブスルーで特大サイズの飲み物が膝にこぼれ、重傷を負った配達員のマイケル・ガルシアさんに5000万ドルを支払うよう命じた。
原告側は、店員が2020年2月にガルシアさんに大きな飲み物三つを渡した際、一つをカップホルダーにきちんと押し込まなかったと主張した。
スターバックス側は当時、賠償額が「過剰」だとして控訴する意向を示した。【翻訳編集AFPBBNews】
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