米ウィスコンシン州最高裁選でリベラル派勝利 トランプ政権に痛手
【ワシントンAFP=時事】米ウィスコンシン州で1日、最高裁判事選挙が行われ、リベラル派で民主党が支持するスーザン・クロフォード氏が当選した。これはドナルド・トランプ政権にとって痛手となる結果となった。≪写真は、米ウィスコンシン州エルクホーンで開かれた選挙集会で、演説するウィスコンシン州最高裁判所の民主党候補スーザン・クロフォード氏≫
トランプ氏の最高顧問を務めるイーロン・マスク氏は、同州の世論を動かすために数百万ドルを投入していた。今回の選挙は、前例のない施策を次々と打ち出しているトランプ政権2期目に対する初の「信任投票」とも見なされていたため、トランプ氏はウィスコンシン州最高裁に共和党寄りの判事を送り込むために全力を尽くしていた。
しかし、米国メディアによれば、トランプ氏が支持する保守派のブラッド・シメル氏は、リベラル派のクロフォード氏に敗れた。
トランプ氏はSNSでシメル氏を「愛国者」と称える一方で、クロフォード氏を「急進左派のリベラル」だと非難。さらに、クロフォード氏には「児童への性犯罪者やレイプ犯を放免してきた前歴がある」と主張し、同氏の勝利を「災難」だと述べた。
マスク氏は先月、ウィスコンシン州の有権者に対し、「活動家判事」に反対する嘆願書に署名すれば現金を提供するとしていた。
週末にグリーンベイで行われたマスク氏の集会には熱狂的な支持者が集まったが、一方で、同氏のウィスコンシン州最高裁判事選への介入に反発する州民も同程度の数に上った。
クロフォード氏の支持集会では、マスク氏が敬礼する姿の肖像に「私たちの最高裁は売り物ではない」とのメッセージを添えたプラカードを掲げる市民の姿も見られた。
一方、フロリダ州で同日に実施された連邦議会下院の2つの補欠選挙では、いずれも共和党候補が勝利した。
トランプ氏は、共和党候補の勝利を自身の功績とし、SNSで「トランプに対する支持が、例によって民主党の悪の勢力をはるかに上回った」と主張した。【翻訳編集AFPBBNews】
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