2019.11.18 スポーツ

【大相撲】珍しい決まり手 (2/127)

大逆手 大相撲九州場所3日目、琴ノ若(右)は大逆手で明生を下す=2023年11月14日、福岡国際センター【時事通信社】 【解説】相手の肩越しに上手まわしを引き、自分の後方に引きずるようにして投げる。体は波離間(はりま)投げのように倒れる。 琴ノ若が幕内では13年ぶりとなる「大逆手」を決め、初日から3連勝。「我慢して、最後まで取り切れたのは次につながる」と納得顔だった。 明生に対して後手に回り、左を深く差された。棒立ちに近い体勢になった中、持ち前の体の柔らかさ、しぶとさを生かす。「辛抱して、勝機をしっかりうかがっていた。崩せばいいかなと思っていた」。肩越しに引いた右上手をひねるようにして繰り出した珍手で投げ飛ばす。物言いがついたが、軍配通りに勝ち名乗りを受けた。