2012.01.01 スポーツ

【日本ゴルフ界のドン】杉原輝雄

がんと闘いながら生涯現役を貫いた男子プロゴルファーの杉原輝雄(すぎはら・てるお)氏が2011年12月28日午前8時30分、前立腺がんのため大阪府茨木市の自宅で死去した。74歳だった。 最近は夕刊紙に「まだ死ねん!」と題したコラムを掲載していたが、11月9日付の59回目に「しんどくて、『もういっそ死んだ方がましや』という状態です」と体調を明かし、「さようなら」と結んで連載を終えていた。 1957年にプロ転向。62年の日本オープンで初優勝した。160センチと小柄ながら豊富な練習と体力強化、テクニックなどで補い、日本ゴルフ界の第一線で長く活躍、「プロゴルフ界のドン」と呼ばれた。 98年には前立腺がんになっていることを公表。60歳を過ぎていたため、体力の回復に時間がかかるとして手術を受けず、レギュラーツアーにこだわりながら生涯現役を貫いた。2006年には日本ツアー最年長の68歳10カ月で予選通過を果たした。サム・スニード(米国)が持つ67歳2カ月の米ツアー記録も上回る「快挙」だった。 プロ通算63勝。うちシニアで6勝、ゴールドシニア2勝、海外は1勝。レギュラーツアーでは、28勝を1973年のツアー制度施行後に挙げた。昨年6月のミズノオープンよみうりクラシックがレギュラーツアー最後の試合となった。 2000年の太平洋マスターズゴルフでプレーする杉原輝雄さん=静岡・太平洋クラブ御殿場コース(2000年11月09日) 【時事通信社】

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