謎のアーティスト、バンクシー (13/50)

競売商サザビーズが報道陣に公開した、正体不明の芸術家バンクシーの作品「ショー・ミー・ザ・モネ」=2020年10月16日、ロンドン【AFP時事】 【ロンドンAFP時事】印象派の巨匠モネの名作をパロディーにした正体不明の芸術家バンクシーの油絵が21日、ロンドンで競売に掛けられ、755万1600ポンド(約10億3800万円)で落札された。競売商サザビーズによると、過去に競売に掛けられたバンクシー作品で2番目に高額だった。 「ショー・ミー・ザ・モネ」と題された2005年制作の作品は、池に架かる日本風の橋を描いたモネの名作を現代の不法投棄現場に変換。のどかなスイレンの池ではなく、廃棄されたショッピングカートや蛍光オレンジの三角コーンが水面に浮かぶ。サザビーズ関係者は「環境問題を無視して浪費を好む社会に光を当てており、抗議の訴えとして先見の明がある」と解説した。