一龍斎貞水さん死去、81歳 講談界初の人間国宝
講談界初の人間国宝で、怪談ばなしで知られた講談師の一龍斎貞水(いちりゅうさい・ていすい、本名浅野清太郎=あさの・せいたろう)さんが3日午前3時35分、肺がんによる肺炎を併発し、東京都内の病院で死去した。81歳だった。葬儀は近親者で行った。後日、しのぶ会を開く。喪主は長男浅野丈太郎(あさの・じょうたろう)さん。
東京・湯島天神で生まれ、1955年、高校入学と同時に五代目一龍斎貞丈に入門、初高座。66年、真打ちに昇進し、六代目貞水を襲名した。照明や音響などを駆使した手法が「立体怪談」と呼ばれ、得意の「四谷怪談」などで「怪談の貞水」と呼ばれた。2002年、講談師として初めて人間国宝に認定。09年、旭日小綬章。02~06年と、10年から現在まで講談協会会長を務めた。
がんと闘病しながら高座を務め続け、今年11月25日が最後になった。(2020/12/09-17:36)
"Kodan" Storyteller Ichiryusai Teisui Dies at 81
Ichiryusai Teisui VI, the first Japanese "kodan" traditional storyteller designated a living national treasure, died at a Tokyo hospital Thursday. He was 81.
Ichiryusai Teisui, whose real name was Seitaro Asano, was born in the Yushimatenjin district of the Japanese capital. He took up an apprenticeship under Ichiryusai Teijo V in 1955, the year he began high school.
He was promoted to "shin-uchi," the highest rank in the kodan craft, and took on the name Teisui in 1966.
He was known for using lighting and sound effects to deliver scary tales such as "Yotsuya Kaidan," which earned him the nickname "Kaidan no Teisui," or Teisui of scary stories.
Teisui was designated a national treasure in 2002 and awarded the Order of the Rising Sun, Gold Rays with Rosette, in 2009.
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