アルフレッサなど3社起訴 担当幹部ら7人も―医薬品卸談合・東京地検
独立行政法人「地域医療機能推進機構」(東京)が発注した医療用医薬品の入札をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は9日、独禁法違反(不当な取引制限)罪で、アルフレッサ(東京都千代田区)など医薬品卸大手3社を起訴、各社の担当幹部ら計7人を在宅起訴した。
特捜部は認否を明らかにしていないが、いずれも起訴内容を認めているとみられる。
公正取引委員会が同日午前、検事総長に告発していた。
他に起訴されたのはスズケン(名古屋市東区)、東邦薬品(東京都世田谷区)。幹部はアルフレッサの五味信幸元執行役員(62)、スズケンの中原岳志常務執行役員(61)ら。
業界最大手のメディセオ(東京都中央区)も談合に関与したが、公取委の調査前に課徴金減免制度に基づき最初に自主申告したため、立件は見送られた。
起訴状によると、3社の担当者らは2016年6月と18年6月、同機構が運営する全国57カ所の病院用として発注した医療用医薬品の入札で、都内の貸し会議室などで会合を開き、事前に受注比率を設定し、落札者を決めるなどしたとされる。(2020/12/09-19:15)
3 Japanese Drug Wholesalers Indicted over Bid-Rigging
Tokyo public prosecutors indicted Alfresa Corp. and two other major Japanese drug wholesalers on Wednesday on charges of rigging bids for supply of ethical drugs to an independent administrative body.
Alfresa, Suzuken Co. and Toho Pharmaceutical Co. were charged by the Tokyo District Public Prosecutors Office with unfairly restricting trade in violation of the antimonopoly law.
The prosecutors' office also indicted seven senior officials at the three companies without arrest on the same charges.
The three firms and seven people are believed to have admitted the charges, sources familiar with the investigation said.
The indictments came after the Fair Trade Commission filed a criminal complaint against the three companies and seven people earlier on Wednesday.
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