北漁船と水産庁船衝突=沈没、20人投げ出され-能登半島沖EEZ・海保
7日午前9時5分ごろ、石川県・能登半島沖で北朝鮮の漁船と水産庁の漁業取締船「おおくに」(約1300トン)が衝突した。海上保安庁によると、漁船は沈没し乗組員約20人が海に投げ出された。海保は巡視船を現場に派遣。取締船と共に救助活動を行った。
第9管区海上保安本部によると、衝突が起きたのは能登半島の北西約350キロの沖合で、日本の排他的経済水域(EEZ)内にある「大和堆(やまとたい)」と呼ばれる海域の付近。北朝鮮の漁船は午前9時半ごろ沈没し、乗組員数人が救助されたという。
おおくにの航行に支障はなく、乗組員にけが人などは確認されていない。水産庁は、衝突時、おおくにが音声や表示などを用いた退去警告を行っている最中だったと明らかにした。海保は衝突事故とみて、当時の両船の位置関係などを確認している。
政府は7日、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。
大和堆はイカやカニなどが豊富な漁場。北朝鮮の漁船が日本のEEZ内で違法操業を繰り返しており、水産庁と海保が連携して警戒・監視活動を行っている。(2019/10/07-15:44)
Japanese Patrol Vessel Collides with N. Korean Fishing Boat
A Japanese Fisheries Agency patrol vessel collided with a North Korean fishing boat off the Noto Peninsula in Ishikawa Prefecture, central Japan, on Monday morning, Japanese authorities said.
After the collision occurred in Japan's exclusive economic zone in the Sea of Japan around 9:10 a.m. (12:10 a.m. GMT), the North Korean ship sank around 9:30 a.m., with some 20 crew members thrown into the sea, according to the Japan Coast Guard.
The JCG dispatched a patrol boat to the collision site, some 350 kilometers northwest of the peninsula. The site is close to Yamatotai, a fertile fishing area for squid and crabs.
Several crew members have been rescued, according to the JCG.
The Japanese government established an information liaison office at the prime minister office's crisis management center.
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