歴代天皇陵を巡る=全124カ所、改元記念ツアー-阪急交通
阪急交通社は今月、令和への改元を記念し、神武天皇から昭和天皇まで124代にわたる天皇の御陵(墓)を巡拝するツアーを始めた。1カ月に1回、来年11月まで計15回の全行程に参加すれば、京都や奈良、大阪、東京など8都府県に計124カ所ある天皇陵を全て巡ることができる。同社によると、全天皇陵を訪れるツアーを実施するのは旅行業界で初めて。
各回とも日にちを変えて数度のツアーを実施。1回目は、今年7月に世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)。国内最大の前方後円墳である仁徳天皇陵古墳(大山古墳)など6カ所を観光バスで回り、陵外から参拝する。料金は名古屋から日帰りで8900円。
今月13日に行われたツアーには50~70代を中心に約80人が参加した。愛知県あま市の長峰二三男さん(68)は「歴史全般に興味があった。天皇陵に来るのは初めて」と話し、陵に向かって手を合わせていた。ガイド役の若畑昇一さん(35)は「天皇陵は時代によって造られ方が変わってくるので、その違いを見てもらえると面白い」と語った。
2回目は来月行われ、神武天皇陵など10カ所を巡拝する。最後の15回目は東京で大正、昭和天皇陵を訪れる。全行程に参加すると、93の参拝記念印「御陵印」が手に入る。
現在は2~6回目の予約を受け付けており、計約180人から参加の申し込みがあるという。阪急交通は「令和元年ならではのツアーを企画できた」(広報担当者)と手応えを感じている。
改元記念では、JTBが「新元号ゆかりの地」とされる福岡・太宰府に足を運ぶツアーなどを、日本旅行も現在の天皇陛下が訪れた海外の観光地を巡るツアーなどを実施している。JTBは「どのコースも人気があり、軒並み好調」(同)という。(2019/09/23-06:47)
Travel Agency Begins Tour of All 124 Imperial Mausoleums
Travel agency Hankyu Travel International Co. has started a tour to visit the mausoleums of all 124 deceased Japanese emperors, to commemorate the ascent to the throne of Emperor Naruhito.
The tour is split into 15 trips conducted over as many months until November 2020. The tour covers mausoleums scattered across eight prefectures, from that of Emperor Jinmu, the legendary first emperor, to that of Emperor Hirohito, posthumously called Emperor Showa, the grandfather of the current Emperor.
According to Hankyu Travel, the tour product is the industry's first that covers all Imperial mausoleums.
Each trip will be held several times on different dates.
The first trip, conducted this month, took tourists to the Mozu-Furuichi Kofungun ancient tumulus clusters, registered as a UNESCO World Heritage site in July this year.
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