京アニ事件、伝える碑設置 「思い寄せる象徴に」―京都・宇治市
36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件から5年となるのを前に、事件を伝える「志を繋ぐ碑」が14日、京都府宇治市の「お茶と宇治のまち歴史公園」に設置され、式典が開かれた。事件を巡り碑が設置されるのは初めて。
碑はアルミ製で、高さ約3メートル。事件で犠牲となった36人の個性が飛翔(ひしょう)している姿をモチーフに、鳥が空に羽ばたく様子を表現した。碑には「夢と情熱を人から人へ」などの文も添えられた。国内外から寄せられた義援金の一部が充てられ、東京芸術大が制作を担当した。
式典には、遺族や八田英明同社社長、西脇隆俊京都府知事ら約100人が参列。「多くの方にとって、思いを寄せる象徴となることを願っています」との同社従業員代表のメッセージが読み上げられた。その後、八田社長から松村淳子宇治市長に目録が手渡され、碑が同市に寄贈された。
遺族代表のあいさつで、娘を亡くした父親は「これからも京アニの作品が多くの人々の心に残り、亡くなったスタッフの思いが生き続けることを願っています。これからも前を向いて歩んでいきたい」などと話した。(2024/07/14-14:52)
Monument Built in Kyoto in Memory of KyoAni Arson Victims
A ceremony took place in Uji, Kyoto Prefecture, on Sunday to mark the establishment of a monument to the victims of the 2019 Kyoto Animation Co. arson attack ahead of its fifth anniversary Thursday.
The 3-meter-tall aluminum monument, built in the Historical Park of Tea and Uji Town, features a design symbolizing the individuality of the 36 victims soaring into the sky, adorned with inscriptions such as "Dreams and passion from person to person."
Tokyo University of the Arts was responsible for the production of the first memorial monument to the victims, which was funded with part of the donations made over the incident that came from around Japan and abroad.
The ceremony was attended by about 100 people, including bereaved relatives, Hideaki Hatta, president of Kyoto Animation, or KyoAni, and Kyoto Governor Takatoshi Nishiwaki.
A message from a representative of the company's employees was read out during the event. It expressed hope that the monument will serve as a symbol for many people.
最新ニュース
-
次世代太陽電池で原発20基分=40年の普及目標―経産省
-
G7外相会合が開幕=中東・ウクライナ議論
-
生稲晃子氏の「靖国参拝」は誤り=共同通信「深くおわび」
-
英仏、ウクライナ派兵議論か=トランプ氏就任に備え―ルモンド紙報道
-
米国向け、中国からタイに移管=事務機、日欧分など生産継続―リコー
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕