NTTドコモ、空飛ぶ基地局を26年サービス開始 海上や山間部カバー
NTTドコモは3日、成層圏を飛ぶ無人航空機から電波を送る「HAPS(ハップス)」を使った通信サービスについて2026年の開始を目指すと発表した。地上基地局がカバーできない海上や山間部のほか、災害時の活用も想定。機体の設計・製造を手掛ける欧州エアバス子会社に最大1億ドル(約157億円)を出資すると明らかにした。
HAPSは地上約20キロから電波を送るシステムで、「空飛ぶ基地局」と呼ばれる。地上基地局よりカバー範囲が広く、通信網の拡大や安定化が見込まれる。エアバス子会社への出資は、NTTとスカパーJSAT(東京)の共同出資会社などと実施する。海外でのサービス展開も目指す。記者会見したNTTの島田明社長は「(災害時など)重要かつ効果的なサービスが提供できる」と意義を強調した。(2024/06/03-20:02)
NTT Docomo to Start Services with Flying Base Station in 2026
NTT Docomo Inc. said Monday that it aims to start a network service using a technology that sends radio waves from unmanned aircraft flying in the stratosphere in 2026.
The service, using high altitude platform station, or HAPS, is planned to be utilized in the event of emergencies, but also for sea and forest areas that cannot be covered by base stations on the ground. The service is also aimed for use overseas, according to NTT Docomo.
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