指揮者の沖澤さん優勝＝仏ブザンソン国際コンクール
２１日、フランス東部のブザンソンで行われた国際指揮者コンクールで指揮する沖澤のどかさん（ＡＦＰ時事）
【パリ時事】若手指揮者の登竜門として知られるフランスのブザンソン国際指揮者コンクールの決勝が２１日行われ、青森県出身の沖澤のどかさん（３２）が優勝した。日本人の優勝は、２０１１年の垣内悠希さん以来。
沖澤さんは東京芸大音楽学部指揮科を首席で卒業。ドイツのハンス・アイスラー音楽大ベルリン修士課程でも学んだ。昨年行われた東京国際音楽コンクールの指揮部門で、女性として初めて優勝した。
２１日、フランス東部のブザンソンで行われた国際指揮者コンクールで優勝した沖澤のどかさん（右）（ＡＦＰ時事）
２年に１度開かれているブザンソン国際指揮者コンクールでは、過去に小澤征爾氏や佐渡裕氏も優勝している。今回のコンクールには２７０人が応募し、本選に参加した２０人のうち３人が決勝へ進んだ。（2019/09/22-07:18）
Japan's Okisawa Wins Conductor Competition in France
Nodoka Okisawa, a native of Aomori Prefecture, northeastern Japan, won the grand prix at the International Competition for Young Conductors in Besancon, France, Saturday.
Okisawa, 32, defeated two other finalists at the biennial competition, becoming the first Japanese to be awarded the prize since Yuki Kakiuchi won it in 2011.
Studying at Tokyo University of the Arts and the Hochschule fuer Musik Hanns Eisler in Berlin, Okisawa became the first woman to win the first prize at the Tokyo International Music Competition for Conducting last year.
The three finalists at the Besancon competition were among 20 candidates selected from 270 contenders. Past Japanese winners of the grand prix include Seiji Ozawa and Yutaka Sado.
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