自衛隊機で近く邦人退避へ イスラエルから、韓国人も搭乗
政府は19日、パレスチナ情勢の緊迫化を受け、自衛隊機によるイスラエルからの邦人退避に向けた調整を続けた。近く現地を出発する見通し。日本政府関係者によると、邦人、韓国人、米国人の約100人が搭乗するという。
自衛隊機は、イスラエルの隣国ヨルダンと、自衛隊の拠点があるアフリカ東部ジブチで待機。準備が整い次第、輸送を始める。自衛隊機による邦人退避は、4月のアフリカ北東部スーダン以来、7回目。
松野博一官房長官は19日の記者会見で、韓国人の搭乗に関し、「余席が生じる場合も想定し、他国に希望の有無を確認している」と述べた。邦人51人が韓国の軍輸送機でイスラエルから退避したことを踏まえた対応だ。
関係者によると、上川陽子外相は18日に韓国の尹徳敏駐日大使と外務省で会談。韓国人の搭乗などを巡り意見交換したとみられる。
政府は先に、チャーター便で邦人8人を輸送。この際、1人当たり3万円の費用を徴収した。今回は「自衛隊の任務として輸送を行う」として負担は求めない。(2023/10/19-21:16)
SDF Aircraft to Evacuate Japanese Nationals from Israel Soon
Japanese Self-Defense Forces aircraft are expected to depart soon to evacuate Japanese nationals and other expatriates from Israel, it was learned Thursday.
On the day, the Japanese government continued to coordinate the airlift operation amid the escalating Israeli-Palestinian situation.
According to a government source, some 100 people including Japanese, South Korean and U.S. nationals are expected to board the SDF aircraft.
The planes are on standby in Jordan, which neighbors Israel, and Djibouti, where an SDF base is located. They will begin transporting the evacuees as soon as preparations are complete.
It will be the seventh evacuation of Japanese nationals using SDF aircraft since the last one from Sudan in April.
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