2025-04-07 17:06World eye

ロシア停戦拒否に無反応な米国に失望 ゼレンスキー氏

【キーウAFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6日、ロシアが「完全かつ無条件の停戦」への同意を拒否していることに米国は無反応だとして、失望をあらわにした。≪写真は、ウクライナの首都キーウで、ロシアのミサイル攻撃後に損傷した高層ビルの上で作業する救助隊。ウクライナ国家緊急事態庁提供≫
 ウクライナは、米国が提案した無条件の停戦に同意したが、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は受け入れを拒否している。
 ゼレンスキー氏は「米国の反応を待っているところだが、今のところない」と述べた。
 ゼレンスキー氏はまた、ロシアによるこの日のミサイルと無人機による「大規模」攻撃で2人が死亡、7人が負傷したと語った。
 一方ロシアは、ウクライナ北東部スムイ州の村を占領したと主張。異例の越境攻撃となったが、ウクライナ側は「偽情報」だと否定している。
 これに先立ち、ウクライナのユリア・スビリデンコ第1副首相は、ロシアが「弾道ミサイル、巡航ミサイル、無人機を使用してウクライナ全土への大規模攻撃を開始した」と述べた。
 ゼレンスキー氏は「ロシアの空爆の回数が増加している」として、これは「ロシアへの圧力がまだ不十分であることの証しだ」と主張した。
 首都キーウでは夜間に爆発音が複数回聞こえ、6日朝には市内から煙が上がった。ビタリ・クリチコ市長は、ダルニツィア地区で男性1人が死亡したことを明らかにした。【翻訳編集AFPBBNews】

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