欧米市場、動揺収まらず=NY株1700ドル超安、円高144円台―中国報復で貿易戦争懸念

【ニューヨーク、ロンドン時事】週末4日の欧米株式市場では、中国が米国の相互関税に対抗した報復措置を発表したことで貿易戦争への懸念が強まり、大幅下落した。ニューヨーク市場のダウ工業株30種平均の前日終値比の下げ幅は一時1700ドルを超え、節目の4万ドルを割り込んだ。外国為替市場でもリスク回避の円買いが加速し、円相場は一時1ドル=144円台に急伸した。
ダウは3日、トランプ米政権が相互関税の発動を発表したことを受けて急落。2020年6月以来約4年10カ月ぶりの大きな下げ幅で取引を終えた。4日も動揺が収まらず、米東部時間午前10時50分(日本時間午後11時50分)現在は前日終値比1726.55ドル安の3万8819.38ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は958.91ポイント安の1万5591.70。
一方、欧州市場でも株安の波は止まらず、英FT100種平均株価指数(FTSE100)は、米東部時間午前10時半(日本時間午後11時半)時点で前日終値比4.5%安。ドイツとフランスの主要株価指数も4%を超える大きな下げとなった。
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