2025-04-04 12:56

サイバー法案、午後可決へ=与野党が修正合意

 衆院内閣委員会は4日午前の理事会で、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」導入法案について、同日午後に採決する日程を決めた。国会の監視機能強化を柱とする修正案を、自民、立憲民主両党などが共同提出。修正案が賛成多数で可決される見通しだ。
 共同提出には自立両党と公明党、日本維新の会、国民民主党、衆院会派「有志の会」が加わった。
 委員会は石破茂首相も出席して法案を審議。立民の今井雅人氏は、憲法が保障する「通信の秘密」の重要性について見解をただした。首相は「いささかでもこれに抵触するような法の内容であってはならないということは、政府としてよく認識している」と強調した。 
 修正案は、政府の運用を監督する「サイバー通信情報監理委員会」の国会報告に関し、通信監視や無害化の承認件数などの報告事項を明確化する。通信の秘密尊重をうたう規定も加え、付則で施行後3年目をめどに必要があれば制度を見直すことも定める。
[時事通信社]

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