会心エアに夢見心地=木俣「信じられない」―世界スノーボード

会心の演技を見せ、木俣は夢見心地だった。3回目に5回転半の技を完璧に決め、この日全選手を通じて最高の95.00点をマーク。「信じられない気持ちだった。とにかくうれしかった」。ワールドカップ(W杯)でも勝ったことのないビッグエアで、頂点に立った。
2回目で転倒して鼻から出血もあった中、最後の出番を迎えた。成功させなければ上位は厳しい状況で重圧もかかったが、「いつも通りやるだけだ」。平常心を心掛け、見事に決めてみせた。
今季は年下の長谷川や荻原が目立った活躍を見せた一方、自身は苦しいシーズンを過ごした。W杯では予選落ちもあり、最高順位は6位。心が折れそうになりながらも、悔しさをバネに世界選手権で結果を出した。「思うようにいかなかったけど、1位を取ってシーズンを終われるので気持ちいい」と感慨に浸った。
やや存在感が薄かった22歳の躍進で、ミラノ・コルティナ五輪代表争いは激しさを増しそうだ。来季に弾みをつけ、「五輪は小さい頃からの目標。表彰台を狙う」。言葉に力を込めた。(サンモリッツ時事)
[時事通信社]
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