2025-03-31 23:08スポーツ

寺沢徹さん死去、90歳=64年東京五輪マラソン代表

寺沢徹さん 
寺沢徹さん 

 男子マラソンの元世界記録保持者で、1964年東京五輪代表の寺沢徹(てらさわ・とおる)さんが3月23日、慢性心不全のため死去した。90歳だった。葬儀は近親者で執り行った。富山県出身。
 富山・高岡西部高(現高岡商高)時代に陸上の長距離を始め、倉敷レイヨン(現クラレ)に入社後、25歳で初マラソンに挑んだ。東京五輪強化指定選手になり、36年ベルリン五輪で5000、1万メートルともに4位の村社講平氏から指導を受け成長。62年12月の朝日国際マラソンで2時間16分18秒4の日本新記録(当時は日本最高記録)を出して優勝した。
 63年2月には別府大分(現別府大分毎日)マラソンで2時間15分15秒8の世界新記録(当時は世界最高記録)を樹立。60年ローマ五輪を制したアベベ・ビキラ(エチオピア)の従来記録を塗り替えた。64年東京五輪マラソン代表に君原健二選手、円谷幸吉選手とともに選ばれ、本番では15位。失意を乗り越え、同年12月の朝日国際で3度目の日本新、翌年2月の別府大分でこれを更新するなど、日本を代表するマラソンランナーとして活躍した。
 第一線を退いた後はクラレ陸上部監督、YKK陸上部監督などを務めた。 
[時事通信社]

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