小林陵、満足の3位=ヒルサイズに迫る好飛躍―W杯ジャンプ男子

大ジャンプを見せた小林陵はガッツポーズで喜びを表現した。2回目はきれいな飛行姿勢で空中を進み239.5メートル。逆転優勝とはいかずとも手応え十分の3位で、「うれしい。2本目はヒルサイズ(近く)までいけたので満足している」と振り返った。
日本代表の作山ヘッドコーチは1回目の飛躍を「少し力んだ」と見ていた。そこからの修正がスムーズだった。2回目は無駄な力が抜け、飛距離を伸ばした。
シーズン序盤は助走姿勢や踏み切りが安定せず苦戦。試合中に修正できるほどの余裕もなかった。しかし、五輪金メダルや2度のW杯総合優勝を誇る実力者は立て直しに成功した。今ではイメージ通りの飛躍を取り戻し、安定して上位を争えるようになった。
この日は23歳のチョフェニヒが初の総合優勝を決めた。勢いのある若手の台頭で五輪シーズンの来季は争いが激化しそうだが、小林陵は「やっぱり楽しみ」と歓迎する。今季のW杯個人戦は30日の1戦を残すのみ。「いいジャンプができれば」と最高の締めくくりを目指す。(プラニツァ時事)
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
日本版CDCが1日発足=感染研と国際医療センターを統合
-
貸金庫のマネロン対策検討=窃盗問題は「再発防止徹底」―半沢全銀協会長インタビュー
-
軍事圧力は「効果的」=ハマスに武装解除要求―イスラエル首相
-
志賀INCJ会長:成功や失敗案件でさまざまな学び
-
古江、7位変わらず=女子ゴルフ世界ランク
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎