コカ・コーラのプラごみ、年間約60万トンが海や川に流出と予測
【ワシントンAFP=時事】コカ・コーラ製品のプラスチックごみが、2030年までに年間約60万2000トンに達し、世界中の海や河川に流れ込むとする分析結果を、環境保護団体オセアナが26日に発表した。これは、約1800万頭のクジラの胃を満たすほどの量に相当するという。≪写真はコカ・コーラの100%リサイクルペットボトル≫
オセアナの試算は、2018~23年にコカ・コーラが公表した容器使用データと、売上成長予測をもとにしたシナリオに基づいている。その結果、同社のプラスチック使用量は30年までに年間413万トンを超えると予測された。
プラスチックごみが水生生態系にどれほど流入するかを推定するため、研究者らは2020年に学術誌「サイエンス」に発表された査読済みの手法を適用。その結果、年間60万2000トンという推定値が導き出された。これは500ミリリットルのペットボトル約2200億本に相当する。
オセアナは、この問題の最も効果的な解決策として「再利用可能な容器」の普及を提唱。再利用可能なガラス瓶は最大50回、厚みのあるPETボトルは約25回のリユースが可能とされる。
2024年に学術誌「サイエンス・アドバンシズ」に掲載された研究によると、世界で最もプラスチック汚染を引き起こしている企業はコカ・コーラで、続いてペプシコ、ネスレ、ダノン、アルトリアが上位に名を連ねている。【翻訳編集AFPBBNews】
最新動画
最新ニュース
-
新技「オカムラ」を認定=体操
-
東京株、一時1900円超安=米関税で世界経済減速懸念―円高重し、半年ぶり142円台
-
対中国、計145%に修正=相互関税、交渉不調なら復活も―トランプ米大統領
-
米関税交渉へ関係省庁チーム=首相「政府挙げた対応不可欠」
-
イラン、濃縮活動停止提案か=米との「暫定合意」模索―報道
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎