25年世界成長、3.3%に上げ=貿易摩擦がリスク―OECD予測
【パリ時事】経済協力開発機構(OECD)は4日発表した最新の経済見通しで、2025年の世界全体の成長率を3.3%と、9月の前回予測から0.1ポイント引き上げた。物価上昇率の低下や世界貿易の回復、好調な労働市場を背景に、24年同様の底堅い景気が続くと予想した。
成長の下振れ要因として、OECDはトランプ次期米大統領の就任に伴って見込まれる「貿易摩擦・保護主義リスクの高まり」や、中東情勢、ロシアによるウクライナ侵攻の激化を挙げた。公的債務残高の高止まりなど財政問題に直面した国が多く、「信頼できる戦略を確立する必要がある」とも訴えた。
25年の成長率見通しを国・地域別で見ると、日本は1.5%と、前回予測比0.1ポイント上向き改定。24年のマイナス成長から内需主導で回復すると予想した。米国は0.8ポイント引き上げ、2.4%。ただ、24年比では減速となる。ユーロ圏は1.3%に据え置き、中国は4.7%、インドは6.9%に上方修正した。
24年の世界の成長率見通しは前回予測の3.2%を維持した。26年は25年と同じ3.3%。
[時事通信社]
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