プロレス蝶野氏「恩返ししたい」と応援団に 東京都三鷹市
東京都三鷹市出身のプロレスラー、蝶野正洋氏が市の依頼を受け、「ふるさと三鷹応援団」に就任した。覚書調印式で河村孝市長は「市民に元気をお願いしたい。たいがいの人は『伝説の蝶野さん』覚えてますから」と要請。蝶野氏は「長い間、三鷹には恩返しをしたいという思いは常々ありました」と応じた。
蝶野氏は10歳の時に三鷹に移り住み、市民として小中高校時代を過ごし、「市内で成人式を挙げてプロレスに入門した」という。1984年のデビュー後、世界タイトルを獲得するなど一時代を築き、「黒のカリスマ」として存在感はなお健在。最近は防災や救急救命の啓蒙(けいもう)活動などにも力を入れており、「これから貢献しますので、みなさん、よろしく!」と市民にメッセージを送った。
覚書への署名時、蝶野氏が「調印式はチャンピオンシップがあって以来。たいがいその時、ここで乱闘が始まるんですが…」と触れると、河村市長は「きょうは要らないですよ、負けちゃいます」。会場が笑いに包まれる一幕もあった。【もぎたて便】
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