2022.03.07
人物・歴史
【最年少記録】”若き天才”たち (25/29)
第130回芥川賞を史上最年少で受賞が決まり記者会見する「蹴りたい背中」の綿矢りささん(早稲田大学2年)=東京・丸の内の東京会館【時事通信社】 第130回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考委員会が15日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に金原ひとみさん(20)の「蛇にピアス」(「すばる」11月号)と、綿矢りささん(19)の「蹴りたい背中」(「文芸」秋号)が選ばれた。 同賞受賞の最年少記録は、丸山健二(1967年)、石原慎太郎(56年)、大江健三郎(58年)、平野啓一郎(99年)の各氏で共に23歳。金原さんと綿矢さんの受賞はこれを大幅に塗り替えるもので、文学の新しい流れを印象付けた。(2004年01月15日)