チャイコフスキー国際コンクール日本人入賞者 (3/9)

神尾真由子さん (2007年6月29日)モスクワで開催された第13回チャイコフスキー国際コンクールのバイオリン部門で神尾真由子さん(21)=大阪府出身=が優勝した。日本人の同コンクール優勝は4人目。バイオリン部門では1990年の諏訪内晶子さん以来2人目の快挙となった。 神尾さんは「本当にうれしい。モスクワに来てから調子がいいのか悪いのか分からなくなり、落ち込んでいた。逃げ出さずに弾いてよかった」と喜びを語った。 神尾さんは4歳の時からバイオリンを始め、11歳だった98年にメニューイン国際バイオリンコンクールのジュニア部門で最年少入賞。2000年のヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション(米)で優勝したほか、アリオン賞(02年)、出光音楽賞(03年)などを受賞している。 ニューヨークのジュリアード音楽院プレカレッジ、桐朋女子高を経て、現在スイスのチューリヒ音楽演劇学校に在籍しながら、オーケストラとの共演やリサイタルなど幅広く活躍中。 29日のコンクール本選ではチャイコフスキーとシベリウスのバイオリン協奏曲を演奏した。写真はバイオリン部門で演奏を終え、オーケストラの指揮者ウラジミル・スピワコフ氏から拍手を受けて微笑む神尾真由子さん(左) 【AFP時事】

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