2025.01.08 スポーツ

【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎 (6/18)

取材に応じる花巻東高の佐々木麟太郎内野手=2024年2月20日、岩手県花巻市【時事通信社】 高校野球で歴代最多とされる通算140本塁打を放った岩手・花巻東高の佐々木麟太郎内野手(18)は、卒業後の進路を米国の名門スタンフォード大に決めた。「記録だけではなく記憶に残る偉大な選手」を目指し、新天地での活躍を誓う。 昨夏の全国高校選手権はベスト8。秋のプロ野球ドラフト会議では、目玉として注目を集めた。しかし、自らの課題と向き合い、監督でもある父洋さんの勧めもあってプロ志望届を出さず、異例と言える米国行きを決めた。 長打力やバットスピードの速さなど打力が高く評価され、スタンフォード大では学費や寮費が免除される。背番号は尊敬する元巨人の長嶋茂雄さんと同じ3番。打線の中軸を担うことを期待され、なじみのある一塁手以外のポジションにも挑戦していく方針だ。 勉学にも励むつもりで、「一瞬の喜びではなく、一生の喜びという意思を持って最終的に決断した」と長期的な人生設計を思い描く。その一方で、在学中に日本のプロ野球や米大リーグでドラフト指名を受けることも目標。メジャーで活躍する花巻東高OBの大谷翔平選手や菊池雄星投手の背中を追い、「まだまだ野球選手として未熟だが、一歩でも近づけるよう頑張りたい」。憧れの先輩たちと同じ地で、人間としても大きく成長するつもりだ。

【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎