【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎 (3/18)
2点本塁打を放ったトレントン・サンダーの佐々木麟太郎=2024年6月11日、米メリーランド州フレデリック【時事通信社】 米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手が11日、MLB(米大リーグ機構)ドラフトリーグでトレントンの一員としてフレデリック戦に4番一塁で初出場し、右越え2ランを放つ鮮やかな「デビュー」を飾った。 佐々木は三回に速球を豪快に振り抜き、高々と舞い上がった打球は右翼フェンスを越えた。高校で歴代最多とされる通算140本塁打を放った長打力を発揮。ベンチに戻ってチームメートから祝福され、笑顔がはじけた。六回には右前適時打も放ち、この日は5打数2安打3打点と活躍した。 トレントンのスミス監督は「ダイナミックな打撃で才能にあふれている」と感嘆。球場を訪れたブルージェイズのスカウトは「パワーが素晴らしい。長打力のある一塁手との評判通りで、とても印象的だった。ドラフト対象資格を得る時には、1巡目の選手と比較されるような選手になり得る」と絶賛した。 今季のMLBドラフトリーグは6月から9月にかけて試合を行い、前期は7月のドラフトの対象選手を含むアマチュア選手、後期はアマ資格を失ったプロ選手がプレーする。