【元東京都知事】石原慎太郎 (50/52)

豊洲市場をめぐる問題で、東京都議会の調査特別委員会(百条委員会)に出席し、宣誓書に拇印を押す石原慎太郎元知事=2017年3月20日、東京都新宿区【時事通信社】 東京都の豊洲市場(江東区)をめぐる問題で、都議会の調査特別委員会(百条委員会)は20日、石原慎太郎元知事(84)を証人喚問した。石原氏は豊洲への移転決定について「決裁した責任は認める」と述べたものの、浜渦武生元副知事と東京ガスとの用地取得交渉の内容に関し「彼に一任したことなので、いちいち詳細に報告は受けていない」などと従来の主張を繰り返した。 石原氏は、土地売買契約に東京ガスが土壌汚染対策費の追加負担をしない「瑕疵(かし)担保責任の放棄」が盛り込まれたことについて「担当から報告を受けた記憶はない」と発言。豊洲への移転延期を決めた小池百合子知事を「安全と安心がこんがらがっている」と批判し、「速やかに移転を決断すべきだ」と述べた。