【元東京都知事】石原慎太郎 (46/52)

記者団の取材に応じる石原慎太郎元東京都知事=2017年2月8日午前、都内【時事通信社】 東京都の豊洲市場(江東区)をめぐる問題で、都議会の特別委員会が石原慎太郎元知事の参考人招致を決めたことに対し、石原氏は8日、都内で記者団に「喜んで応じる。絶好の機会だから、知っていることを全部話す」と述べた。小池百合子知事の公開ヒアリングにも応じる意向を明らかにした。 築地市場(中央区)の豊洲移転を自身が最終的に決定した経緯については「思い出しきれないので、都庁の責任で調べると思う」と説明。その上で「(当時)『土壌汚染は今の技術であれば大丈夫です』と言われた」と語った。石原氏はさらに、「一番困っているのは、(移転延期で)生殺しになっている築地の業者だ」と強調。「都合の悪い人がいるかもしれないが、(用地売買契約の)資料の黒塗りは全部公開した方がいい」と話した。 都議会の特別委は7日、築地市場からの移転を決定した当時の知事だった石原氏や、石原氏の側近で東京ガスとの豊洲市場用地の取得交渉を副知事として担当した浜渦武生氏らの参考人招致を決定。移転に至った経緯や用地取得の詳細を調べることにしていた。浜渦氏は招致に応じる考えをすでに示している。