【元東京都知事】石原慎太郎
石原慎太郎氏が死去、89歳=都知事、運輸相を歴任―芥川賞受賞、保守論客 元東京都知事で、運輸相、旧日本維新の会共同代表などを務めた石原慎太郎(いしはら・しんたろう)元衆院議員が2022年2月1日死去した。89歳だった。 神戸市出身。一橋大法卒。在学中の1956年、若者の無軌道な生き方を描いた「太陽の季節」で芥川賞を受賞。その後、保守の立場からの評論活動を展開するとともに、国会議員、都知事としても活躍し、2015年に旭日大綬章を受章した。 保守派ながら、米国とは一線を画す立場を取り、現行憲法の破棄と日本の核保有を主張。また、自衛隊式典のあいさつで差別的表現を用いたり、東日本大震災に関連し「天罰」と発言、後に撤回したりするなど、配慮を欠く発言で物議を醸すことも多かった。 戦後の国民的スターで俳優の故裕次郎氏は実弟。長男は自民党元幹事長の伸晃氏。次男はタレントの良純氏で、三男の宏高氏は同党衆院議員。 写真は1987年11月6日、首相官邸で会見する石原運輸相 【時事通信社】